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#506

五歳の男の子が七五三で使う
袴ってどんなもの?

本日は、七五三で5歳の男の子が「着物」や「袴」を着るために必要な小物などご紹介させていただきます!


 

五歳の男の子の「着物」や「袴」ってどんなもの?

正式には、五つ紋の黒無地の着物と羽織に袴を合わせるとされています。
懐剣(かいけん)を袴に挿し、手には末広(扇子)を持ち、鼻緒の白い雪駄をはいて完成です。ただし、羽織は七五三では必ずしも必要ではないという説もあり、着物に袴だけを合わせたお子さまもおられます。
また、近年では黒無地ではなく、兜や鷹など熨斗目(のしめ)模様が描かれた着物または羽織を着るのが主流になっています。
袴の種類も豊富で縞模様以外に吉祥文様が描かれたり、光沢があったりとさまざまなデザインがございます。 色も多彩で着物と袴のトータルコーディネートを楽しむ傾向が強いようです。
5歳という可愛らしい雰囲気の時の袴姿は今しか見られないので、お子さまに着物を着せてあげたいですよね!
では改めて、七五三とはそもそもなぜ行われているのか紐解いてみましょう。

 

七五三とは?

子供の成長を祝う行事として古くから執り行われている七五三ですが、七五三の意味や由来まではご存知ない方が多いようですので、少し紐解いていきます。

七五三とは平安時代から行われていた、3歳「髪置きの儀」、5歳「袴着の儀」、7歳「帯解の儀」に由来するもので、現在も3歳、5歳、7歳にお祝いをし、子供の成長や長寿、幸福を祈願してきました。昔は子どもが小さいうちに亡くなってしまう事も多かったので、儀式を大切に行ってきましたが、現代でも子どもを思う親の気持ちに変わりはなく、大切な我が子の成長を見守り、お祝いするご家庭が多いようです。
また七五三は、11月15日にお祝いすると良いとされています。理由は作物の成長と実りを感謝する神事と合わせた、鬼が出歩かない日、徳川家光が自身の子供である、後の徳川綱吉の健康のお祈りをし、その後元気に育ったことから、七五三をお祝いする日として定められたという説もあるそうです。現代は、ご家族の都合や、混雑具合など鑑みて、11月15日前に済ませる方が多いようですよ。

 

5歳で七五三を行う意味は?

先ほども少々触れましたが、七五三の5歳のお祝いは、「袴着の儀」がルーツといわれています。五歳になった男の子が初めて袴をつける儀式で、男として社会の一員になるという意味合いを持っています。
袴着の儀では、碁盤の上に立って吉方(えほう)を向きながら袴に着替えたり、冠をつけて四方にお辞儀をしたりします。碁盤は勝負の場や人生を表しており、碁盤の上に乗ることで、どんな場面も制し、勝負に勝てるようにという意味が込められています。
もともとは、平安時代の貴族が行っていましたが、武家で行われ、さらに庶民の間でも行われるようになりました。今では男の子だけの儀式とされていますが、江戸時代以前は男女関係なく袴着の儀を行っていたそうです。

 

七五三を行う際、3歳は「数え年」と「満年齢」のどちらがいいのでしょうか?

「数え年」=生まれた年を1とし、年があける元旦に1を足していく年齢の数え方
「満年齢」=生まれた日から1年を0とし、誕生日くるたびに1を足していく年齢の数え方
とされています。

七五三というと昔は「数え年」でお祝いしていたことから、今でも「数え年」で行うべきと思われている方も多くいらっしゃいますが、「数え年」でも「満年齢」どちらでも問題はありません。

まだまだやんちゃ盛りの5歳の男の子には何かと心配が多いものですよね。
「数え年」で行うか「満年齢」で行うかは、ご家族で話し合って決められるご家庭も多いようです。

 

五歳の男の子が七五三で着る「着物」や「袴」はどんな着物?

胸元に見えている黒い部分が着物で、一番目立つ金茶の地のものが羽織です。
腰から下あたりの白地のものが袴となっております。

5歳の男の子に人気の袴

華やかな色から、伝統的な柄まで、様々なデザインの中からお選びいただけますので、見ているだけでもワクワクしてきますよ!

5歳 No.KE-5101

5歳 No.KE-5009

5歳 No.KE-5126

5歳 No.KE-5135

5歳 No.KE-5067

5歳 No.KE-5068

3歳男の子に人気の袴

実は、3歳の七五三の時にも袴を着用することができます。

3歳男の子 No.KE-0016

3歳男の子 No.KE-0034

3歳男の子 No.KE-0024

 

五歳の男の子が七五三で着る着物や袴に必要な小物はどんなもの?

 
  • 着物

  • 羽織

  • 角帯

  • 襦袢

  • 雪駄

  • 懐剣

  • 腰紐3本

  • サスペンダー

肌着や下着は普段身に付けているものをご着用ください。

いざという時の持ち物について

お子様が普段気慣れていない着物を着る緊張感などにより、思いもよらぬケガやハプニングも少なくありません。
そんなケガやハプニングに備えて、いざというときに持っていると安心な物をいくつかご紹介させていただきます。

   

【履きなれた靴】
草履や下駄による靴擦れや慣れない履物で転倒してしまう恐れがあるため、普段履きなれた靴を持っていくと安心です。
マジックテープで着物を傷める恐れがあるため、マジックテープのない靴をご用意ください。
また万が一のため絆創膏も数枚もっていると、いざというときに役立ちます。

【タオル】
転んだ時や、食事の時に胸元に付ける用のタオル。2枚あるとより安心です。

【飴やラムネ、グミなどのお菓子】
ポンとひと口で食べられるお菓子も準備しておくと重宝します。
ちょっと小腹が空いた時、ご機嫌ななめになって来た時など、気を紛らわせるのに役立つアイテムのひとつです。
また、飲み物の容器は着物にこぼす心配が軽減されるストロー付のものを用意すると安心です

【洗濯ばさみやクリップ】
洗濯ばさみやクリップを用意しておくと、トイレの際に裾をたくし上げるときに重宝します。

【サブバッグ】
神社から、ご祈祷の後の授与品があったり何かと荷物がかさばることが多いため、ひとまとめにできるサブバッグもあると便利です。
使わない時は、コンパクトにたためるタイプが便利です。

 

最後に・・・

大切な我が子の成長を見守り、お祝いする七五三。
大切な行事だからこそたくさんのお悩みや迷いがあると思います。
七五三の着物選びなどで迷われたら、ぜひきもの365へご相談ください!

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