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【保存版】卒業式で母親が着物で出席!華やか上品な着物の選び方と準備ガイド

お子様の卒業式は、家族にとって特別な日の一つです。お母さまが卒業式に着物を選ぶことは、日本の美しい伝統を体現し、華やかな雰囲気を更に引き立てます。
しかし、どの着物を選べばよいか、準備はどうしたらよいかという疑問も多くあります。
この記事では、卒業式でお母さまが着物を着用するメリットとデメリット、適した着物の種類、レンタルと購入の選択肢、着付けやヘアメイクのコツ、式当日に必要な持ち物や注意すべき点などを網羅的に紹介します。着物での式典参加を検討されている方にとって、準備から当日の対応まで全面的にガイドする内容となっており、この記事を読めば、お母さまとして卒業式に相応しい装いで、心に残る一日を過ごすための知識と自信が得られるでしょう。

 
 

 目次 

  • 1.卒業式にお母さまが着物で出席するメリットとデメリット
  • 2.卒業式にふさわしい着物の種類とは?
  • 3.着物のレンタルと購入のメリット・デメリット
  • 4.着物の着付けとヘアメイクの注意点
  • 5.卒業式当日のスケジュールと準備
  • 6.母覧が着物で出席する際の注意点やマナー
  • 7.まとめ
 
 

1. 卒業式にお母さまが着物で出席するメリットとデメリット

項目 メリット デメリット
印象 格式高い装いが正式な場に相応しい 卒業式に応じたデザイン・色選択が必要
準備 事前に準備をすることで、当日の装いに差がつく 着付けやヘアセットに時間がかかる
思い出 特別な日のための特別な装いとして記憶に残る
コスト レンタルを利用すれば比較的リーズナブルに対応可能 購入となると高額になることも

1.1 メリット

  • 卒業式という場に、格式高い装いは周囲からの印象が良い
  • 祝典にふさわしい正式な服装として適している
  • 卒業式という場を上品にし、先生により感謝の想いを伝えられる

1.2 デメリット

  • デザインや色の適切な着物選びが必要
  • 着付けには専門的な知識と技術が必要のため、着付け先の確保が必要。また、ヘアメイクも必要に応じて依頼する必要がある。
  • 着物、着付け、ヘアメイクなどの費用がかかることが多い
 
 

2. 卒業式にふさわしい着物の種類とは?

卒業式にふさわしい着物の種類は大きく分けて3種類。訪問着・付下げ・色無地を着用されるのが一般的です。
さっそく、どのような訪問着・付下げ・色無地が卒業式にふさわしいのか見ていきましょう!

2.1 訪問着

卒業式に着る着物で、お母さまに人気の高い着物は、訪問着です。訪問着とは、胸・肩・袖・裾などに模様がつながる様に染められた着物で、未婚・既婚を問わず着用できる略礼装の着物です。
卒業式はもちろんのこと入学式やお茶会、パーティーなどに着ることができます。袷・単衣・夏物といった、四季に合わせて生地の薄さを変えることもありますが、卒業式の場合は、袷の訪問着をご着用くださいね。

訪問着

訪問着

 
 

2.2 付下げ

付け下げは、訪問着に次ぐ略礼装の着物です。訪問着より柄が控えめなことが特徴です。
その他は訪問着とほぼ同じで、未婚・既婚問わずご着用いただけます。お子様が主役の卒業式にはぴったりの着物です。

付け下げ

付け下げ

 
 

2.3 色無地

色無地とは、白生地を黒以外の単一色に染めた着物のこと。
五つ紋、三つ紋、一つ紋と紋の数によって着ていかれる場所が異なってきます。一つ紋や紋なしの色無地はセミフォーマルなシーンで着用することができますので、卒業式は一つ紋か、紋の付いていない色無地を着ていきましょう。
シンプルで上品な色無地はお子様より目立つことがなく、かつ周囲からも浮くことがないので、お子さまの節目にはぴったりの着物です。

色無地

色無地

 
 
 
 

3. 着物のレンタルと購入のメリット・デメリット

着物をレンタルする場合と、購入する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。どちらが良くて、どちらが悪いといったことはなく、費用・時期など

選択肢 メリット デメリット
レンタル
  • 購入に比べ、費用がかなり抑えられる
  • 様々なデザインや色柄から選べる
  • 着用後のクリーニングや保管が不要
  • 髪飾りなどのアクセサリー類もセットでレンタル可能
  • サイズが完全に合わない可能性
  • 人気のデザインは早めの予約が必要
  • 着用中の汚れや損害は自費修理の可能性も
購入
  • 繰り返し着用することにより、レンタルよりコスパが良い場合も
  • 価値ある品として次世代へ受け継げる
  • 初期費用が高い。特に良質な着物と小物では顕著
  • 適切な保管と定期的なクリーニングが必要
  • 体形変化によりサイズ調整が必要に
  • 仕立てるのにある程度の時間がかかるので、すぐに着られない
 
 

3.1 レンタルの詳細

コストパフォーマンスに関して

レンタルは、特に単一イベントの出席のために、コストを最小限に抑えたい方に最適です。
購入の場合、良質な着物一式は数十万円にも及ぶことがありますが、レンタルならばその一部の費用で済みます。例えば、着物レンタルサービスでは一式1万円から提供されている場合が多く、費用を抑えることが可能です。


デザインの多様性

レンタルでは、最新のトレンドを反映した着物や、幅広い色・柄の中から選ぶことができます。
これにより、特定の式典に合わせて印象を変えたいときに柔軟に対応できるのが魅力です。


保管の手間

着物は保管にもクリーニングにも手間がかかるアイテムですが、レンタルであればその必要がありません。
使用後は返却するだけで、クリーニングや保管の手間が省けます。

3.2 購入の詳細

長期的なコストパフォーマンス

購入は、着物を長期間、複数回にわたって着用する予定がある場合に最適な選択となります。
初期投資は高いものの、使用回数が増えるほど一回当たりのコストは下がります。


サイズ調整と個人の思い入れ

購入した着物は、自分の体型に完全に合わせて調整することができます。
また、自分だけの着物を持つことで、着るたびに特別な思い出がよみがえるという精神的価値もあります。


次世代への価値

大切に保管された着物は、時間が経過することでその価値が増し、子どもや孫へ受け継ぐことができます。
これは、購入ならではの醍醐味の一つです。

 
 

4. 着物の着付けとヘアメイクの注意点

4.1 着物の着付けで気をつけるべきポイント

  • 卒業式のフォーマルな場にふさわしい落ち着いた色合いの着物と帯を選ぶ
  • お子さまが主役のため、華美になりすぎないように注意する
  • 帯は袋帯にし、二重太鼓を結ぶ
  • 帯〆や帯揚げは、控えめな光沢があり、柔らかい色合いのものがおすすめ

4.2 ヘアメイクの選び方

  • 着物に合ったヘアスタイルを選ぶことで印象が変わる
  • メイクは控えめながらも華やかさを意識する

4.3 事前準備が成功の鍵

  • 3か月前には着物と帯、小物のコーディネートを決める
  • レンタルする場合は早めに予約をする
  • ヘアメイクの予約は希望の時間帯が取りにくいので早めに行う
  • 自宅での練習や着付け教室の受講も検討する
 
 

5. 卒業式当日のスケジュールと準備

5.1 着付けのタイミング

卒業式前日までには着物と小物を確認しておきましょう。
当日は朝からの準備に追われるため、前日に全ての準備を完了させることが理想です。一般的に、式が始まる2〜3時間前には着付けを開始することが推奨されます。着物を着るのに予想以上の時間がかかったり、予期せぬトラブルにも対応できるよう、余裕をもったスケジューリングを心がけましょう。

5.2 持ち物リスト

カメラ・スリッパ・雨具・サブバッグ・お財布・ハンカチ・ティッシュは、持ち物に書いていないことが多いので、忘れないようにしておくと安心です。

 
 

5.3 当日の流れ

時間 活動
早朝 起床後、軽い朝食を摂る
7:00 ヘアセットとメイクを行う
7:30 着付け開始
9:00 全ての準備を完了させて、家を出発する
卒業式 式典に参加。途中、必要に応じて子どものケアを行いましょう
卒業式後 家族や友人と写真撮影をし、思い出を残します
帰宅後 着物を脱ぎ、着物や小物をしまいます
 
 

6. 母覧が着物で出席する際の注意点やマナー

6.1 天候に応じた対策を

突然の雨や雪に備えて撥水加工が施された雨コートや大判のショールがあると安心です。
また、寒さ対策として、着物用ストッキングや、ホッカイロなどの準備があると安心ですよ。

6.2 アクセサリー

シンプルな結婚指輪や髪飾りなどのアクセサリーはOKですが、ネックレスや時計といったアクセサリーは着物に引っかかるので、身につけない方が安心です。
ピアスやイヤリングも避けた方が無難でしょう。

6.3 着物での美しい歩き方

着物で歩くときは、背筋を伸ばし、普段の歩き方よりちょっと歩幅を狭く、内また気味で歩くとキレイに見えます。
ついつい洋服の時のように元気に歩くと、素足が見えてしまったり、着崩れの原因になることも…。
歩き姿の印象はほんの少しの気遣いで変わりますので、ぜひ美しい歩き方にチャレンジしてみてくださいね。

美しい歩き方

階段の上り下り

 

6.4 着物での美しい座り方

何かと、立ったり座ったりが多い卒業式。座り方を覚えておくと着崩れ防止にも役に立ちますし、美しい姿勢になりますよ。
浅めに腰をかけ、お尻と背もたれの間をこぶし1つ分ほど開けて座ると美しく座りやすいだけでなく、帯の形が崩れません。
ちなみに、ソファーのようにフカフカした椅子の場合はお尻が沈んでうまく立てなかったり、浅く腰掛けることが難しいので、なるべく固めの椅子に座ることをお勧めします。また、足を組むと裾まわりの着崩れの原因にもなるので注意が必要です。

美しい座り方の正面

美しい座り方の横向き

 

6.5 着物で車に乗る時

会場まで、車で行くこともありますよね。上手に車に乗るコツは、最初に頭から乗り込まないこと。まずはお尻を先にシートに入れるように浅く腰掛けた後、身体を前方に半回転させて車の中に入るような順番です。
降りる時は乗る時と逆の順序で、まず足を揃えて車外に出し、頭に注意して身体を外に出します。

腰の掛け方

乗り込み方

 

6.6 着物姿が美しく見える写真のポーズ

着物のポーズをご紹介します。詳細は、リンクをご覧くださいね!

シンプルスタイル

バッグ持ちスタイル

 
 

7. まとめ

この記事では、卒業式における着物の種類、レンタルと購入のそれぞれのメリット・デメリット、そして着付けやヘアメイクの注意点、さらには当日持参すべきアイテムに至るまで、多角的に解説してきました。
日本の伝統的な装いである着物は、華やぎと上品さを兼ね備えており、式典での存在感は格別です。お子様の新たな門出を祝う卒業式に、美しい着物で出席することは、忘れがたい思い出となるでしょう。

この記事が、卒業式でお母さまが着物を着る際の準備や注意点について理解を深めるのに役立ち、卒業式の日をより特別なものにする参考になれば幸いです。